まちづくり研修
令和元年11月20日(水) 東海道土山宿まちづくり協議会員17名で三重県伊賀市上野と伊勢市川崎へ研修に行ってきました。
伊賀市上野では「㈱まちづくり伊賀上野」を訪ね、伊賀ヘリテージマネージャーの会代表 滝井 利彰氏より伊賀上野の成り立ちから街並み、またその修復と保存活用についての話を伺いました。
滝井 利彰氏と㈱まちづくり伊賀上野事務局の山崎 祐子氏
㈱まちづくり伊賀上野の事務局のある商工会議所応接会議室から上野城が見えます。
本町通を視察。
11月10日にオープンした複合施設「西町や かかん」を訪問。
かつてしょうゆ醸造業を営んでいた旧松生邸は、2011年から弁当・総菜の店舗として使われていましたが、今年4月に閉店。旧松生邸を管理していた㈱まちづくり伊賀上野の関係者から、市内で弁当の宅配事業などを手がける「きねや」に打診し再生が実現しました。伊賀ブランド推進協議会が認定した「IGAMONO」である伊賀の工芸品や菓子、加工食品など土産物の販売やコーヒースタンドがあり、あげパンもいただけます。
名阪国道から伊勢自動車道を走り伊勢市へ。「伊勢川崎商人館」を訪ねました。
江戸時代に創業された酒問屋「小川商店」は、市民による保存活用の要望を受けた伊勢市によって修復整備され、平成14年に川崎のまちなみ保存の拠点施設「伊勢川崎商人館」として再生。NPO法人伊勢川崎まちづくり衆が運営管理を行っています。
「京都裏千家今日庵の写しの茶室」は、3室がつながる間取りになっており、冬には真ん中の部屋だけを使うなど生活の知恵がありました。
600坪の敷地に江戸、明治時代に建築された蔵7棟、町家2棟がありそのほとんどが公開されています。
毎月第4日曜日には「伊勢のだいどこ市」を開催。11月24日(日)は200回を記念して福引大会などが行われました。旬の野菜や手作りのお菓子、植木、陶器など数々のお店が出店されるそうです。
蔵の入り口足元にあるのは「ネズミ返し」という昔の知恵でした。
伊勢川崎商人館事務局長 西城 利夫氏・事務局員 西山 清美氏の丁寧な説明には、お二人のまちづくりへの思いがたくさん詰まっていました。